雄星 一番星になれ

 いつ見ても複雑な心境になります。自分の意志とはまったく別のところで一人の若者の運命が決まっていくのです。野球ができるという意味では、日本であろうとアメリカであろうと、またどのチームであろうとも同じなんでしょうが、最初の一歩をどこで踏み出すかによって人生が大きく変わってしまうこともあるのですから。

 菊池雄星くんの交渉権は西武に決まりました。若いチームだけによかったのではないでしょうか。入団はすんなり決まるでしょう。西武に決まったことが吉か凶かではなく、自分の力で道を切り開くのでなければ雄星の名がすたるというものでしょう。

 希望のチームでなければ交渉の席にすらつかないという選手もいれば、どこでも受け入れますという選手もいる。人がなんと言おうとも、信念を貫けばいいんじゃないでしょうか。自分の腕一本で道を切り開いていくのですから。コーチにいじくり回されないように、ある程度の気の強さ、自己主張も必要でしょう。

 将来は米大リーグを目指すのでしょうが、その前に低迷するプロ野球人気をどこまで盛り返してくれるのか。それがなければ、“一番星”とはいえないでしょう。

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頑張れ 楽天

 空の青さが一段と爽やかさを増し、夜空の星はきらめきを増しています。夜風は肌寒ささえ感じられるようになってきました。秋ですね。

 プロ野球も佳境に差し掛かってきました。楽天が頑張っています。仙台時代、宮城球場の外野席が見えるほどの近くにいたこともあり、今でも何となく楽天のことが気になっています。当時、スポーツ紙にこれがプロのチームかとこき下ろされることもしばしばでしたが、地元では人気がありました。

 あれから3年。今年はクライマックスシリーズ出場が実現しそうな勢いです。まだ先は長いのですが、投手が踏ん張れば、大いに期待が持てそうです。それにしてもわずか数年で、ここまでチーム力を上げてくるとはさすが野村監督というべきでしょうか。「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」。この言葉、大いに納得します。

 野村監督は今年で引退が決まっています。次期監督がいろいろ言われていますが、だれになろうとも大変でしょうね。海の向こうでは9年連続200安打の記録達成に向けてカウントダウンが進んでいます。人気が右肩下がりといわれる野球ですが、みんな頑張っています。トライアスロンも負けずに頑張りましょう。

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高校野球

 甲子園を目指して各県代表が続々と名乗りを上げています。今年の地区決勝戦は延長戦が多く、しかも表に点を取られたチームが、その裏逆転勝利というパータンがしばしば見られます。最後まで試合を捨てない高校野球魂とでも言いましょうか。そんなチームが甲子園でどんなドラマを繰り広げてくれるか楽しみです。

 後半戦、全国的に梅雨前線が停滞し、試合ができるかやきもきさせられる場面が多くありました。9回表が終了したところで、雨あしが強くなり一時中断。一時間近く中断した後、逆転さよならという試合がありました。勝ったチームには恵みの雨でも、負けたチームには悔やんでも悔やみきれない中断だったでしょうか。ゲームセットの声を聞くまで何が起きるか分からないのが野球といいますが、野球に限らずスポーツはすべて終了するまで、気を抜くことができません。

 わが母校は2回戦で早々と姿を消してしまいました。その実力からして無理だと分かっていても、いざ試合となると熱くなります。遠い昔のことで、当時の監督も部長ももういませんが、同じグラウンドで甲子園を目指し汗を流した一人として、何となく寂しい気がします。

 プロ野球セリーグでは、8月11日から本塁打のビデオ判定の試行が始まりますが、誤審はどんなスポーツにもついて回ります。万が一、誤審があっても気持ちを切り替えて、のびのびとプレーを楽しんでもらいたいものです。

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見せてほしいがむしゃらさ

 サッカーのオーストラリア戦。なんでああなるんでしょう。選手交代のタイミングの悪さは言うまでもなく、交代する、させる選手の選定の悪さ、これでは流れも変えられません。勝たなければならない試合だったのに引き分け。負けなかっただけよしと、前向きにとらえるべきなんでしょうか。

 後半、松井に替えて大久保の投入。下げるのは松井ではなく、玉田ではなかったのか、疑問です。この日の玉田は、微妙にタイミングがずれていたように見えました。そうすれば、岡崎の投入も違った局面を生み出したのではないでしょうか。個人技を生かして強引にでも突破していく場面も必要なんです。

 上手くやろうという意識は時として迫力に欠けます。筋書き通りに動いていたのではミラクルは起きません。相手に動きを読まれてしまいます。引き分けでOKという相手の思うつぼ。しゃにむにゴールに突っ込んでいく。そのがむしゃらさが相手にとって怖さとなり、ミスを誘うのです。シュート数で圧倒的に上回っていても、惜しかったというシュートが何本あったか。

 サンケイスポーツが試合終了後に行ったアンケートでは岡田監督に「辞めてほしい」という答えが65%に上った。理由は「選手起用がおかしい」などだ。「続けてもらいたい」とした35%の中には「誰がやってもいっしょ」という答えもあったとある。

 勝負は厳しい。勝たなければならない。ましてや日の丸を背負ったチームとなれば、そのプレッシャーたるやいかばかりか。でもそれが勝負の世界に生きる者の宿命であり、裏を返せば喜びでもある。とにかくがむしゃらに勝ちに行くゲームを見せてもらいたいものだ。

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ウエットスーツ

 競技である以上、1秒でも早く、少しでも上位でゴールしたいと思うのは人の常。「順位よりも完走」を目指すことも欲求の達成であり、レベルの差はあれ同じ欲求のような気がします。

 好記録続出の英・スピード社製の水着に対して、日本水連が改善を要求した国内メーカー3社のうち2社が、山本化学工業の素材を採用。さて、ジャパン・オープンではどんな結果が出るのか。そして水連の結論は…。

 興味津々ですが、山本化学工業の素材はトライアスロン界ではウエットスーツやレースウエアの生地として既に採用されています。さて、皆さんが愛用しているレースギアはどうですか。

 技術は日進月歩。常に新しい素材を開発していかないと時代に取り残されてしまう。特に今回のような事態になると技術力が問われることになります。マラソンもシューズが重要。どこまで技術が進歩していくのでしょうか。

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自己把握

 早いものでもう9月。佐渡トライアスロンも終わり、そろそろシーズンを締めくくる頃となってしまいました。店の外からツクツクボウシの鳴き声が聞こえてきます。秋が足早にやってきます。

 今年の夏は「冷夏」と言われていましたが、それを裏付けるような長い梅雨が終わったとたん、とんでもない酷暑日の連続。これにはまいりました。

 そんな中で行われた世界陸上。日本勢の結果は惨憺たるものでした。成績を云々する以前の問題で、恥ずかしい出来事と言っても過言ではありません。暑い中での戦い。しっかり対応している外国人選手がほとんどの中、なぜ、地元の日本人選手ばかりが、それもメダルを狙える力のあると思われた選手ばかりが…。マスコミの報道にのせられて、自分を見失ってしまったのでしょうか。参加することに意義があると思われていた選手が意外に頑張っていただけに、不甲斐なさが際立ちました。自己をしっかりと見つめ、把握することの大切さを教えてくれました。世界は休むことなく進化しています。

 トライアスロンでも同じことが言えます。それなりの力があり、レースでは上位にはくるが、いつも「惜しい」ですんでしまう選手。レース後、「どうだった」と聞くと、必ず「いまいち」と言う答え。こんな選手が一人や二人ではありません。自分の力を正確に把握できず、いつも理想と現実のギャップに首をかしげている。理想を高く持つことは必要ですが、理想と自分の力との距離を認識することができていない。現実を把握できるということが重要なのです。そこから次のステップが始まるのです。「試行錯誤の繰り返しが選手を育てていく」とも言えます。

 シーズンもあと2ヶ月足らず。思いっきりレースを楽しみ、そしてチョッピリ、来年の目標、そして課題を考えましょう。進歩するということは楽しいことです。

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高校野球特待生制度

高校野球の特待生問題が言われていますが、どう思いますか。球児の特待制度があることはずっと昔から公然の事実じゃなかったんですかね。日本学生野球憲章で禁止されている以上は「違反」なんでしょうが、特待生制度が存在したことを高野連のお偉いさん方も知らなかったはずはないでしょう。もし、百歩譲って知らなかったとしたなら、それは職務怠慢のそしりは避けられないはずですよね。

甲子園常連校がこれだけ名を連ねたんでは、厳しい処分を科した場合、全国大会は壊滅状態になってしまうでしょう。でも、規則を重んじるのであれば、それもしかたがないことでしょう。なんとかしなければという高野連の姿勢が見え見えだけに、規則をことさらに強調する姿勢が白々しく思えます。

さらに、これまでの結果はどうなるんですかね。憲章違反の選手達が勝ち取った勝利や優勝はどう考えればいいんでしょうか。過ぎたことは黙認して、これからは駄目では公平性はどうなるんですかね。過去の優勝を取り消すぐらいの厳しい態度を見せるならば、さすが高野連と思わないでもないですが。でもアナクロニズムここに極まれりって感じですけども。

程度の問題はあるでしょうが、特別の能力のある人はその能力を生かし、さらに磨きをかけていくのはむしろ社会の財産の有効活用だと思いますよ。勉強のできる人は勉強を、スポーツに能力のある人はそれぞれの種目で。人の能力というのはいろいろなんです。この国は、野球というと何か特別な感情を持つ人が多いようですが、時代は思いもかけない速さで変わっていくものなんです。年寄りは大切にしなければいけませんが、相も変わらぬ頑固さではうんざりです。

舞え舞え蝸牛 舞はぬものならば

馬の子や牛の子に 蹴ゑさせてん 踏み破らせてん

真に美しく舞うたらば 華の園まで遊ばせん

               (梁塵秘抄より)

 何でもかんでも高飛車な押し付けはだめです。改革する勇気を持たなければ、飴と鞭だけでは誰もついていきませんよ。個人の考え、能力は尊重してこそ生きてくるものなんです。

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