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教育の未来

 教師や同級生を殴る、公共物を壊すといった小学生の暴力行為が急増しているという。文部科学省はその背景に、感情をコントロールできない子供達をイメージしているようだが、子供の発達過程における他者との関わりが重要なファクターと考えられる。

 親が子供といかに向き合うか、教師が子供の発達をうまくリードできているか、子供たち自体の関わりは。家庭、学校、仲間、地域社会。いろんな要素が複雑に絡み合って子供は社会人として育っていくわけだ。その過程で何かが欠けたり、いびつな状態になると問題が発生する。

 子供たちにとってどんな学校がいいのだろうか。小学校ではないが、私の故郷、岐阜市で中高一貫教育の立命館誘致をめぐって問題が発生している。市立岐阜商業高校を廃止し、立命館を誘致しようというのだ。議会で誘致を否決された市長が職を辞し、再度市長選に立候補するという。市民の意思を聞きたいというわけだ。

 かなり以前から地盤沈下がいわれ、さしたる手を打ってこなかった岐阜市。県庁所在地とはいうものの平日の繁華街はひっそりとしたもの。すれ違うのはお年寄りが多い。学校一校ぐらい誘致したところでさしたる変化はないかもしれないが、このままではいけない、何とかして未来に向けて変わっていこうという意思は感じ取れる。母校がなくなってしまう卒業生、在校生にとっては大問題であることは想像に難くない。

 故郷は遠くにありて思うもの、ではないが、必ずしも現実のものとして存在する必要はあるだろうか。逆に存続ということになれば、存続を訴えた人達が立命館誘致による効果を上回る対案を提示する責務があるのではないか。市立岐阜商業存続が決まったらそれで終わり、では地盤沈下が続く以前の状態と何ら変わらない。誘致派も勝てば官軍で勝利の美酒では何の意味もない。

 その後どうするか、がないとすべてがそこで止まってしまい、元の木阿弥になってしまう。状況は小学生の暴力行為急増と似ているように感じる。そこをよくかんがえてもらいたい。

 

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