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印鑑社会

 ほとんど使っていなかった銀行通帳の暗証番号を忘れてしまったので、銀行に確認に行ったところ、「印鑑が必要です」と言われました。運転免許証で本人確認ができているのにです。印鑑なんて買ってくれば、誰にでもどんな名前でも手に入るものなのに、都道府県公安委員会が発行した運転免許証よりも重要だなんてどう考えても腑に落ちません。

 一体全体、自分は誰なのか。証明書、いや印鑑が無ければ証明できないものなんでしょうか。自分は自分だとどれだけ説明しても、主張しても誰も信用してくれない社会なんてどんな意味があるんでしょうか。挙句の果てにたった一つの、なんでもない印鑑が決めるのです。さらに、「シャチハタは駄目です」とよく言われますが、三文判とシャチハタはどこが違うんでしょうか。

 疑っているわけではないのでしょうが、振り込め詐欺を筆頭に、そうぜざるを得ない状況がどんどん生まれています。裏を返せば、何か起きた場合に「マニュアル通りに行いました。私に落ち度はありません」と責任を回避するための手段を講じているともいえます。クレーマーが増加していることを考えると無理からぬことなのかとも思えてきます。

 海外で勝手に商標登録され、本家本元が名乗れないなんてことが問題になったことがありましたが、人間についてもそんなことが起きないとは断言できません。指や目の静脈による確認も行われていますが、普及となるとまだ時間がかかりそうです。何かいい方法はないものでしょうか。

 ちなみに、銀行へは印鑑を持って出直したところ、何の問題も無く数分で済みました。印鑑の「力」は偉大でした。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

印鑑に関しては私も以前より疑問に思っていました。
あんな偽造されやすいものよりも後日検証ができるサインの方がまだ本人確認としてはまともだと思います。

投稿: | 2008年12月 4日 (木) 18時28分

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